エンジニアがIT業界でずっとフリーランスを続けるためには、常にアンテナを張り、最新スキルを身につけるべく自らの能力を磨いていかなければならない。
仕事を通して実績を作り、スキルも身につけていくのは合理的な方法だが、必ずしも仕事に一辺倒にならなくても将来性は高められる。フリーランスをしていると節税のために経費に計上できるものを増やそうと考える人も多いが、そのお金の使い方として自己投資を考えれば良いのである。

エンジニアが仕事を通して身につけられるのは既に自分が持っているスキルの周辺だけである。
しかし、新たに参考書を購入して勉強したり、セミナーに通って知識を付けたり、通信教育や専門学校などでスキルを学んだりすればより広範囲の能力を高められる。
業務に関わる内容であればセミナーの参加費や交通費、参考書などの資料の購入費、専門学校の学費や教材費などは全て経費に計上できる。節税をしながら成長を遂げられるのが自己投資にお金を費やすメリットである。

しかし、自己投資をし過ぎてしまって多忙になるケースも多いので注意しなければならない。フリーランスとしての本業に費やせる時間が少なくなってしまって慌ててしまうエンジニアもいる。
あくまで余力がある範囲で時間を有効活用し、自分の将来性を高めるために自己投資をすると考えるのが大切だ。経費に計上できる活動を増やして節税するのを目的としてしまうと本末転倒になりかねないのである。